京都大学入試に於ける、ネット利用のカンニング犯が
逮捕されました。
これで、魔女狩りの様な異様な報道熱は、少し冷める
のでしょう。
今回のこの事件、最初から報道には違和感がありました。
確かに、ネットを利用した手法には新しさと対策の困難
さが注目され、マスコミの大騒ぎに繋がったのですが、
根本的な部分では「稚拙なカンニング」なわけで、毎日
トップニュースで扱うような事件ではないように思って
いました。
案の定、犯人を捕まえてみれば、合格したい一念の浪人
生で、普段からネットを利用して問題を解くヒントを得
ていた様です。
まぁカンニングは不正行為ですから、当然ながら罰を受
ける必要はあります。そのリスクを覚悟で、不正行為に
手を染めたわけですから。
しかし、ちょっと罰が重すぎないかと不安です。
当然、受験した大学全てで合格判定を貰うことは不可能
でしょう。これは当然の結果です。
しかし、この大騒ぎで本人や家族の受けるバッシングは
異常なほど激しくないでしょうか。
集団ヒステリーの様な大騒ぎに、何となく恐怖さえ感じ
る事件でした。