酷暑のピークを過ぎ、真夏の気温ながらも少しは過ごしやすい日が続いています。
今朝も会社まで歩いてくる間、子供の頃のラジオ体操の帰りを思い出す涼やかさ
を堪能していました。このくらいの感じだったよね、昔の夏は。
日本じゃないような暑さは、もう勘弁して欲しいと思ってしまいますね。
さて、そんな夏の暑い盛り、食欲が落ちる時期に「土用の丑の日」がやってきます。
平賀源内の発案によると言われている「鰻を食べる日」ですが、鰻資源の枯渇問
題が巻き起こる中、価格も高騰してなかなか食べる機会も少なくなってきました。
一年に一度くらいは、という事で今日は大変な賑わいになるのでしょう。
ただ、鰻好きの私は敢えてこの日に鰻を食べることを避けています。
理由は単純。一年に一度だけ、通常では有り得ない忙しさの中で、ていねいな仕
事ができるだろうか?普段の実力の半分も出せない日に、無理に食べる意味があ
るのだろうか? という事です。
鰻って、その調理の工程の一つでも手を抜くと、たちまち「ただの焼き魚」になって
しまいます。何度もそんなガッカリする鰻を口にしてきました。
最近お気に入りの鰻店が地元にあるのですが、そのお店でも今日はいつもとは違
う忙しさで仕事をされている事でしょう。
もちろん、高いレベルでお仕事をされてちゃんとした鰻を提供されていることとは思
いますが、それでもいつもの日常とは違うはず。
わざわざ一番混んでいる日に行かなくても、数日ずらせば美味しい鰻がゆっくりと
堪能できると思っていて、敢えて土用の丑の日を避けている天の邪鬼な私です。