なでしこジャパンの第4戦・タイとの試合は実力差通りの
結果でした。
この試合が初戦だったら少しは展開が変わっていたのでは
ないか、とコメントしていた方がいらっしゃいましたが、
多分そうはならなかったと思います。
タイのチームは今回の最終予選を戦った6カ国の中では残
念ながらワンランク低い実力です。
世界ランクで言えば日本がトップなのですが、オーストラ
リアをはじめ他の参加国が元々持っているフィジカルの強
さに加えて、それまで日本の強みだった戦略性や技の精度
に追いつき凌駕するレベルまで磨き上げてきたため、今回
の最終予選の様な結果になったものと思われます。
日本はW杯優勝以後、世代交代に失敗しチームとしての熟
成ができず、以前のやり方に固執してしまいました。
今回の結果を受けて佐々木監督は退任が決まりました。
新しい監督の下で新チームが立ち上がり、一からやり直す
ことになります。
今回の手厳しい結果は新生チームがスタートを切るにはと
ても良い事だったと将来受け止められる様になって欲しい
ものですね。
さて、明日は現在のチームで戦う最終戦。北朝鮮との一戦
となります。
どんな結果であろうと、全てを出し切ることが大事です。