う~ん・・・これは、どうやら「梅雨明け」でしょうか? 日差しは間違いなく真夏のそれ
であります。いよいよ夏がやってきた様です。学校も明後日から夏休みに入ります。
熱中症にはお気を付けて、暑い夏を楽しみましょう。
・・・って、私はホント苦手な季節で憂鬱なんですけどね(苦笑)
さて、昨日のブログでご紹介したように、今、ネットの友人の間で「読書感想文」の功罪
について議論が繰り広げられています。
皆さんもご経験があると思いますが、夏休みの宿題で「課題図書を読んで読書感想文
を提出する」という、とても重たいモノがありました。いや、現在でもある様です。
この「課題図書」と「読書感想文」が、今の本離れを助長しているのではないかという
のが議論の中心です。私が振った話題なんですが(苦笑)
自分の経験なのですが、比較的読書好きだった私でさえ、この「課題図書」と「読書
感想文」は苦手でありました。読書は趣味的世界だと幼い頃から信じていたので、自分
の趣味嗜好と異なる分野の本を読むことが苦痛だったのです。まぁ「宿題」ですから
好きだの嫌いだのを言うこと自体がおかしいのですが・・・・
でも本を読む喜びや楽しみを、この課題図書と読書感想文の為に失った子供がいる
のではと疑っています。
小学校低学年から「本を読むこと=苦痛・面倒」という公式が擦り込まれたとしたら
いくら旗を振っても本好きは増えないことでしょう。
また「読書感想文」は、ある意味「書評」なわけでプロの作家でもなかなか難しい作業
であると言えます。私の友人の一人(かなりの読書家)は、「期待されている『正解』
を意識しながら書き飛ばした」と自嘲気味に語っていました。私もこの口でした(苦笑)
そもそも興味の持てない本を読み、型どおりの作文をすることに何の意味があるのか。
そんな事を小中学校で9年間も続けていりゃぁ・・・・・
活字離れが言われて久しいですが、それは子供の周りの大人が本を読まなくなった
からでしょう。自分が面白さや楽しさを感じられなければ、子供達にそれを伝えること
などできません。家庭で夜のひととき、TVを消して親たちが読書をしていれば、子供
たちも自然に本を手にして集まってくるでしょう。たとえマンガでも良いじゃぁないですか。
そして「何、読んでるの?」「どんなお話しなの?」「どんなところが面白いの?」と、読ん
でいる本について語り合えば素晴らしい時間を過ごせるでしょう。
本を読んで、自分が面白いと感じて、それを人に薦めて、その人が自分と同じように
面白いと感じてくれて、その本を話題にできることが実は一番楽しかったりするんですよね。